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2009年7月27日 (月)

寒風山の風は寒風にあらず

予報では、週末のお天気は雲マークと雨マーク。
「天気悪いなら、今週末は、カヌー用の作業台を作りたいのです」とか夫が言ってたので、お出かけ&キャンプはナシ。
…のつもりでいたのだけれど、土曜日の朝、午前8時を過ぎるとお日様が出てきたぢゃあーりまへんか。
ポカポカ陽気なのにどこにも出かけないなんて、そんなのヤダー。
てことで、急遽お山に上ることにしました。
この日のお天気は、午後から雨マークがしっかりついとります。
なので、ザックに雨合羽を詰めて~。
向かったのは関山峠。
トンネル手前(宮城県側)の真横に寒風山への登山口があるらしーのだ。

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↑登山口前には、車を数台(4~5台くらい?)停められるスペースがあります。エアコンの効いた車を降りた途端、ムっとするような生温くて湿った空気。ほんでもって強い日差し。登山口に申し訳程度に立ってた標識は、殆ど朽ちかけてて、何と書かれているのかも判読できず。つか、標識だと気づくのに時間がかかったY。

登山口に到着したのは、既に9時半を回っておりました。
あちぃよ。
大丈夫か?
でも寒風山だもんね。
お山の風は、きっとちべたくて気持ちええんだよ。
登山口は草ぼうぼうの狭い階段。
先を行く妻が、まず1歩を踏み出したところ、足元で草が揺れてザザザーと何かが動く気配がしました。
体長50cmほどの蛇でござった(この数分後にも、また同じ柄の蛇を妻、目撃)。
なんだか、茶色くて頭が三角形の…(このときは、妻、無知のためさほど気にも留めず)。
「うへへー、蛇いたよー。アテクシ蛇年~。なんか歓迎されてる?」
なんつって。
登山口からは右側に沢を見下ろしつつ進んでいきます。これが意外と道幅狭いは、雨降り後で悪路だわで、足元見ながらぢゃないと危ねー、あぶねぇ。
しかも、もっすごい湿度。
寒風どころか、無風ぢゃん。
数分で汗だくになって、下向いて歩いてると眼鏡ずり落ちそー。
枯れ沢を越えて、やっとこ山形と宮城の県境に出ると、眼下に車が行き交う国道48号線が見下ろせます。
おぉ~結構上ってきたぞ。

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↑今にも咲きそうなこの花、なんだべー。ポッカリでかい穴の開いたブナの木。見上げたら、それでもちゃーんと青い葉をつけてる。蔦の葉の根っこが、毛虫の足みたいに今にも動き出しそうだし…草木の生命の偉大さを感じたひと時。

この辺りのブナ林も見事。でもね、平らな道がないのですよ。
足元ばかりに目をやってれば気づかないけど、前方をふと見たら延々と真っ直ぐ続く上り坂。
うげげー。
九十九折をひょいと越えてその先を見ても、また上り坂がぁぁー。
休む場所がないっ!
後ろから聞こえてくる夫の声。
「まだあるー、うえ~っ」
「ひぃひぃ、しつこいよー、この坂ー」
かなり堪えてるようですが…頑張れー。
もう少し進めば995mのピークにたどり着くハズ…なのに、まだぁ?
1時間半以上かかって、やっとこ到着したソコは、ちょっと開けた感じで、これまた朽ちて何と書かれてんのか分からない標識が木にぶら下がっておりました。
ここから、もぅ一つのピーク@アオノ背を越えれば、山頂まではすぐだぜ。
れっつらごー。

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↑「枝がアテクシの行く手を阻んでおります!」なんつって、わざわざ潜ったのに…後から来た夫、「この枝、ただの倒木ですよ」と手で払いのけて楽に通過。えっ? 

んが、その後、登山道に群生したシモツケ(多分)に泣かされる妻。
藪漕ぎぢゃなくて、シモツケ漕ぎ。
しかも、獣が落としたての糞があちこちにあるらしく、ストックでシモツケを払うたびに広がる糞臭モワーン。
くちゃい。
なんて泣き言言ってたら…ガサササーっと茶色くて丸くてフットボールより一回りデカいものがいきなり妻の目の前に現れて、そして一瞬のうちに藪の中へ消えました。
「でっかい鼠がいた!」
「こんくらいの!」(振り返って夫に手でその大きさを示します)
「カピバラかもしれん!」(大興奮)
「いや絶対カピバラや! うん、間違いない!」(さらにヒートアップ)
「ペットでこーてた人が捨てたんやね!」
「んで野生化したんやろか」
「つか、捨てたやつ、誰や!」(激怒)
「ペット放棄、いくない」
夫が妻のいる場所まで上ってくるのを待って、その茶色い物体が消えたであろう藪の中を覗きこみました。
ええと。
カピバラちごーとりました。
メスの雉やったです。
シュン(笑。
なーんだ。
なんてことを話してたら、ぎゃー!
夫、足元、アシモトーッ!
「?」
もっすごでかい蛇が、夫の足元におります。僅か数センチのところ。
なのに、妻が教えてもしばらく気づかない夫(←相当疲れ切ってた模様)。
ようやく気づいて、うわわとその場を離れ、夫が蛇を凝視。
「マ、マムシですよ…」
ええーっ? コリがマムシなの?
実は、登山口で見かけたでっかい蛇と柄が同じなんですけどー。
てことで、3匹目のマムシを見てしまった妻。
もぅね、この後のシモツケ漕ぎではテンション下がりまくりですよ。足元見えないんだもん。いつマムシが出てきてガブリとやられるかわかんないぢゃん。あぶねーぢゃん。
愚痴りながらも2つ目のピーク@アオノ背(1,065m)を越え、さぁあと僅か…てところでなんだか一気にガスってきました。
目の前真っ白。
今にも雨が降り出しそうな、イヤ~な感じ。
降ったらヤバいよ。
上り口付近のあの危険な道。
狭いし滑るし崩れそうだし…。
てことで、急遽回れ右~。
995のピークまで急いで戻って、握り飯食べて下ることにしたのでした。
(995mのピークの開けた場所は、腰掛けるようなところはありまへん。雨降り後で地面も湿ってたし。ゆっくり休憩したいばやいは、椅子持参の方がええかも。アテクシたちは立ちん棒状態で食いました)
その途中にソロで上ってきた男性とすれ違い「山頂までどのくらいですか?」と聞かれました。
知らんけど、多分20分くらいなんと違いますやろか…。
つか、雨降りそうですよー。
男性は「そうですね~」と言いながら山頂に向かいましたが…雨よりマムシにも気をつけなはれやーと言うの忘れとりました。
生きて戻ってきてくださいですよ。

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笹薮は刈られた形跡はあったのですが、連日の雨で予想以上に草木が生長したのか、いやぁ、歩きづらかったー。
でもって、マムシ(まぁ、どこのお山にもおりましょうが)がいるだなんて。
3匹も見ちゃうなんてー。
1匹見たら50匹はいると思え…てのはゴキブリだけど、マムシだってそうなんでないのー?
「道幅狭いし、すぐ横は垂直な崖だし、こんなところでいきなり藪からマムシがヒョッコリ出てきたらどっちに逃げる? マムシが出てきたほうとは反対方向ぢゃん。てことは崖下ぢゃん。どっちにしろ死ぬぢゃん」
寒風山、怖い(笑。
山頂までたどり着けなかったけど、リベンジ…年内は遠慮します。
つか、寒くなってからな。
でもって雪が積もってないときな。
駐車場に戻ってきて、車に乗り込んだ瞬間…。
ザザーと大粒の雨がフロントガラスに落ちてきました。
おぉ、なんとゆータイミング。
あの時点で引き返してきて、アテクシら大正解。
なんて、自慢げに夫を見る妻の目…ぢゃなくて眼鏡は真っ白に曇ってて、まるでコントのよーになっとりました。てへへ。
洋服ごと川に飛び込んだの?っつーくらい汗まみれの二人。
握り飯は食べたけど、なんだかまだ食い足りません。
てことで、汗だくのまま家路とは反対方向へと車を走らせました。
さくらんぼ農園が並ぶ街道沿いにある東根市の蕎麦屋さん「森久」。
お目当ては、食べ放題のサラダと漬物でございます。

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↑夫は「大根おろしそば」(750円)、妻は冷たい「鴨肉そば」(750円)。蕎麦自体は問題ないのですが、この麩(マズい)を焼いたお揚げに変えて、鴨肉ももうちょい甘みを抑えてといった具合に改良の余地が多々あるような…。

ま、漬物とサラダが旨いからええんですけど(汗。
関係ないですが、以前、夫はココの目玉メニゥである「板そば食べ放題」(1,050円:最初に大盛りが2枚、追加は並盛りで1枚ずつ)てのに挑戦して、追加どころか大盛り2枚食いきるのに死ぬ思いをしたそうです。
腹いっぱいになって、次に向かったのはお気に入りの東根温泉「オオタ湯」さん。
1時間近くホエ~っと湯に浸かって、やっと汗で湿りまくりのウェアを着替えて、さっぱりになって雨の中帰宅したのでありました。
途中棄権した寒風山だったけど、なんか、泉ヶ岳を立て続けに2回上ったくらい疲れちゃったですよ。
湿度の高いときの山登りって、かなり堪えますね…もぅやだ。

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コメント

前ふりあったから絶対!!スネーク激写されてるだろうな~って…^^;
わたし蛇だけは苦手で(--〆)
後半の記事。怖くて読めなかった~~~。
つうか。りえぴさん。へび年?
わたくし一個前の竜子デス(*^^)v

投稿: chie | 2009年7月27日 (月) 17:38

なんか川口浩探検隊みたいっすね^^
そのうち、毛むくじゃらの大男が現れる?
ガチャピンだったり・・・

投稿: エドヤマ | 2009年7月28日 (火) 00:51

熱風の寒風山おつかれさまでした。
カピバラのくだりで笑かしてもらいました。happy02

寒風山は冬に登ると寒風吹きすさんでるんですよ。
私はおととしの11月に登って雪降られて大変な目に会いました。
http://thomas72.blog50.fc2.com/blog-entry-1639.html

入口や山頂の看板は私が登ったときは健在でしたが今は朽ちてしまったんですね。
月日の経つのは早いものです。(遠い目)

投稿: とーます | 2009年7月28日 (火) 17:16

ヘビ・・・サラ嬢とBJさんが一緒じゃなくってよかったですね〜。
前に、「日本の名水を汲みに行くのだ〜」とスズさん連れて行ったらば、ヘビが〜。
そのとき、emizoさん単品参加だったので、スズさん担いで歩きましたよ山道。
サラ嬢なら退治してくれそうな気もしますが〜w

投稿: emizo | 2009年7月28日 (火) 21:10

>chieさん
蛇、苦手ですかー。
アテクシはね、青大将とかヤマカガシくらいなら、家の周りでしょっちゅうお目にかかってるんで大丈夫なんですよ。素手では無理だけど、火鋏みでなら摘んで裏山に放り投げたりはでけます。でもねー、マムシて聞いた途端ビビったですよ。
血清持ち歩いてないしー(笑
あー、辰年さんなのー?
でも一回り違うのよね(笑

>エドヤマさん
山がすきー!とか言うとりましたが、上りやすい山限定ってことが分かりました(笑
毛むくじゃらなら、ムックの方ですかね。
何れにせよガチャピン&ムックなら大歓迎っすよ。
一緒にCRAZY IN LOVE踊っちゃいます。て、アテクシが踊れないんだった…(笑

>とーますさん
マジでカピバラだと思ってたアホです(笑
とーますさんのレポ見て、そうそう!こんな季節がええのよー!とか一瞬思ったですが、読み進めていくうちに11月も無理だと分かりました。
つか、寒風山まではよかったんですよね、まだ。
雪もなさそーだし…。
ならだいぞぶかちら…甘い?(笑

>emizoさん
サラがいて、んでもってサラが蛇の存在に気づいたら、間違いなく攻撃しとります。
こえーっ。
蛇と戦うなら、シマヘビさんだけにしといてもらいたいものですね。
つか、こんな湿度の高いムンムンムシムシな日に2匹連れてってたら、蛇に噛まれなくても死んどったと思うです(笑。
スズさんかついで、emizoさんが噛まれなくてよかったー。
ま、たいていの蛇はこっちに気づくと逃げてくれるんですけどね。

投稿: りえぴ | 2009年7月30日 (木) 10:16

カビパラ・・・いるかも(笑)^^

ここいっつも山選択の際に気になってたんでとってもありがたいお話でした

えぇ もう少し寒くなって尚かつ乾いてるときを狙っていきます♪

登りが延々って。。。ダメージ大きいですもんねぇ~

投稿: smoji | 2009年8月 6日 (木) 15:17

>simojiさん
どもどもー。
いるかしら、カピバラ(笑
もしかしたら既にsimojiさんが上られてたかもーと思って、行く前にログを辿ってみたんですよ…。どんな感じか参考にできればなーって。
なかった(笑
うん、雪積もってたりすると、ものすんごーく危ないかもです。
片側急な崖で、しかも狭いのよ。
山頂の眺望はあまりよろしくないみたいだけど、是非天辺極めてきてくださいねー。

投稿: りえぴ | 2009年8月 7日 (金) 13:53

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