しつこくアソコでキャンプ②
午前4時、モゾモゾと隣で夫が動き始めました。
「しっこ…ついでに風呂入ってくる」
『しっこ』。
この3文字を耳にして、妻もつられておしっこしたくなりました。きっと自律神経を刺激されちゃったのね。
てことで、ヌクヌクのシュラフから意を決して這い出て、頭上に吊るしていたタオルを取ってウギャ。
室内に干してたのに、凍っとります。
一体、何度まで下がってたんだか。
でもってスノーブーツはこうとしたらウギャギャ。
前室の下の隙間から強風で雪が入り込み、ありとあらゆるものが雪まみれ。靴の中にまで雪が侵入しやがっとったのです!
先に出て行った夫が、ウゲーだのウォーだの叫んでおります。
「ないーっ」
なにが?
あぁ、チミが造った階段のことか。
真っ平らになっとりました。
彼の昨日の努力は水の泡、でなくて雪の滑り台。
相変わらずの強風。
ヒェー。
飛ばされそう。
少々高い位置に設営したので(風の通り道?)、テントの上に雪がガッツリ積もるってことはなかったのですが…。
昨日はしっかり圧雪されてた温泉までの道も、粉雪が膝の辺りまで積もってズブズブ。
風呂棟につくと、積もった雪が邪魔で扉が開けにくいったらありゃしない。
着ている物を脱ぎ捨てて、風呂場へ下りていってまず驚いたのが、風呂桶やら椅子が風でぶっ飛んでたこと。でもって、雪まみれ。
掛かり湯ザバー。
うげー、ぬるーっ。
驚異的にぬるーっ!
でも、このまま引き返すわけにもいかず、浴槽へドボン。
さぶい。
ぬるすぎて、さぶい。
一番上の風呂場は、屋根はついてるけど壁は3方しかなく、強風で雪がガンガン入ってきやがります。
顔、ちべたい。
肩、ちべたい。
湯の中でちょっと動くと、ぬるいお湯の塊が動いてヒィ!ってなるし。
源泉(82℃)の出ている場所に張り付き、その横から出てくる水(一番上の風呂だけ加水有り)を風呂桶でキャッチ。そして洗い場に流す。
「キサマ、いらねーっ」
とかボヤきつつ。
この作業を延々続け、少しでも風呂の温度を上げようと四苦八苦。
結局2時間以上も湯に浸かりっぱなしで、いつの間にか夜が白々と明けてきたのでありました。
指先しわしわ。
↑フライシートのファスナーきっちり締めてても、インナーのファスナー開けた拍子に顔面に粉雪バサーッ。んもぅ、雪ん粉ちゃんたち上へ下への大騒ぎさ。
なーんとなく温まったところで(とゆーか、水出し作業に疲れた)、風呂から上がりテントへ戻ろうとしたら、既に夫の足跡は新しい雪で綺麗に消えておりました。
再びシュラフの中へ潜ると、除雪車(キャンプ場の道を除雪する、ちっこいやつ)の音が。
朝早くからご苦労様です。
つか、もうちょっと風呂に浸かってたら、除雪された道を戻ってこれたのか…。
1時間ほどすると風がちょいとおさまったよーな気がしたので(気だけでした)、2匹を連れてお散歩へ。
しっこしたら即効でテントの中に入ろうとしてたけどね@BJが。
でも、引きずって行きましたよ。これがおまいらの仕事だろうが、と。
朝飯は昨夜の鍋の残りに饂飩を入れたいつものメニゥ。
撤収のことを考えて、妻は食後テントの周りの雪掻きを始めました。
ペグがどこにあんのか、わかんねーっ。
しかも昨日、設営したときは雨でベチョベチョだった雪がガッチガチに凍ってるし。
その間、夫はとゆーと。
シュラフに潜って、マジ寝しとりましたがな。
3度寝っつーやつ?
ズルーィ。
妻も寝るー。
てことで、テントの周りの雪掻きを終了したら、撤収なんてそっちのけで、再び寝腐った妻。
ええとー。
起きたら午前11時でした(汗。
↑お掃除済んだ後のお風呂。早朝入ったときは、ホースの上にも雪がどっちゃりで、雪が横向きに飛んどったんです。そういや、昨日は土曜日だったのに、スキーヤーいなかったわ。
ロッジに泊まっていた人たちは、既に撤収を終えたようでいなくなっております。
焦る高橋家。
とかいいつつ、荷物少ないし、意外に早く作業は終わっちゃったんですけどね。
12時過ぎ、最後の風呂に入って、管理人さんにご挨拶してとことん山を後にしたのでありました。
スタッフの皆さんは「昨夜の風、物凄かったよー」と言ってましたが…。
風の凄さを感じたのは、風呂に行ったときだけで、テントの中にいるときはさほど感じなかったなぁ。
音は凄かったけど。
それより…。
「家に帰り着くまでがキャンプだー!」
ええと、帰りの道中の方が風の凄さを感じました。
↑どっから道路で、どこから雪の壁なのか、その境目がよくわからーん。左に寄りすぎるとンガガガ~っと擦っちゃうヨ。つか、こんだけ吹雪いてんだから、スピード落とせよー(対向車)。でもって、真ん中走るなよー!少しは左に寄って避けろー(対向車)。
いつもなら助手席に座った途端、睡魔に負けて寝こける妻ですが、両目パッチリ(ちっこいけど)。
宮城県と秋田県のちょうど境目に仙秋鬼首トンネルとゆー、なが~ぃトンネルがあるのですが、その手前なんてもぅ前が見えなかったもんね。
ド緊張で眠気なんて無縁(とゆーか、3度寝もしてりゃ眠くもならんだろ)。
対向車が来ないことを祈りつつ前進ですよ。
ナマンダブナマンダブ。
道路の両脇に出来た雪の壁。
強風で流れてくる雪が、風に煽られて靡くバーコードおやじの髪の毛に似てる(特に海原はるかの)ってことに気づいたら、ちょっと楽しくなったけどね。
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